2014年9月29日月曜日

10月の課題

さて、10月からはいよいよ競書がはじまります。
月末まで精一杯練習して、最後のレッスンで一番いいものを出品します。
みんな八級からのスタート。
上手い下手よりも、継続的に出品することで練習が持続し、自然と上手くなっていくものです。昇級は励みのひとつと考えてください。

【三年生】
三年生は半紙に四文字(漢字一文字)、慣れるまではかなりハードルが高いです。ひらがなの基礎、もう一度再認識しましょう。
鉛筆の文字みたいに貧弱な線にならないように、しっかりと、でもコンパクトにおさめることも必要です。

【一年生】
この曲線を描く筆の動き……難しいです。ネコのおしり!いね の 『ね』を先月やっているので、ネコのおしり!を思い出して今月も頑張りましょう。

【幼児】
筆で大きく楽しく一文字書きすることで、字を書くことへの興味とともに、墨や筆で書くことに対する造形への興味をもっていただけたら嬉しいお年頃です!元気良く。
形にはめ込まず、本能のままに書いてほしいとおもいます。







2014年9月10日水曜日

ペン字

社内で取り組んでいる大人向けのペン字(添削のみ)
できる人ほど積極的。
はじめは方眼紙のノートに。
美文字ルールの基礎をしっかりと。
それが終わると、縦書き罫線ノートに練習します。

字を書くことに集中する時間を少しもつのもまた趣味のひとつぐらいに考えて、楽しんでやることが一番です。

2014年9月3日水曜日

9月の課題

やっとー九月になりました。
今年の秋から競書『書衆』への子どもたちの出品が始まります。
五月から始まった教室も、いよいよ本格稼働します。競書の出品には当初消極的に思っていた私なのですが、学校の硬筆補習を目的に入ってきた子どもたちが、毛筆にとても熱心に取り組んでいて、その上達も思ったより早く、ペースメーカーになればと毎月競書出品して段級の取得をしていくことにしました。もちろん、競書に出品することなく単発参加で同じ課題に取り組むこともできます。そこはお子さんと親御さんでよくご相談の上お決めいただいてます。
競書は子どもたちのやる気と継続のツールのひとつです。

一年生 『いね』

3年生『ながれ星』

周りでお声がけしてご縁のあった方のみで進めてますので、中野は今のところ一年生と三年生。
三年生は漢字に追われてひらがながおろそかになりがちなので、毛筆をとおして、ひらがなをしっかり体で覚えてほしいです。
一年生のひらがなはかなり難しいのですが、毛筆の運筆ができれば鉛筆も必ずできます。
また、一文字ずつの練習は終わりました。これからは二文字以上連続でかくときの中心線をしっかり身につけましょう。
しっかり毎月の課題に腰を据えて取り組んでもらいたいです。
私もがんばります!

さて、私は……ただいま秋の奎星展出展に向けて夜な夜な作業中。それでなくても狭い我が家は作業場の様相。
……眠れない秋の夜長を過ごしています。締め切りまであとわずか……泣きたい(T∀T)
作業中↑

じつは先々週にできてたのがあったんだけど、先生のダメだしがかなりきつくて、書き直しとおもい捨ててしまったのです。そしたらあとになって、あれがそこそこよかったのにって…(先生としては褒めて落としていたつもりだったご様子、私にはダメとしかきこえませんでした)ぬをーー捨ててしまった(lll-ω-)
簡単に生まれたものなど面白みもないと自分を言い聞かせ……あと二週間のたうちまわります……
極限まで追い込まれて書いたのがうまくいくのルール(こうして身を削って作品は生まれます。)




2014年9月1日月曜日

夏休み作品作り 無事終わりました

ながーい夏休みがやっと終わりました。
夏休みは自由工作のひとつになればと板締め染めとマーブリング染めという二つのやり方で和紙をそめて、書道の作品作りをやってみました。

中野、光が丘ともにたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

子どもたちのうれしそうな顔と、それを見守るお母様たちの熱意に胸が熱くなりました。
その後の仕上げをお任せするも、ぞくぞくと力作の完成がFacebookやLINEに上がってきて……そんな様子がわかると本当に嬉しいです。

文字を美しく書くというのはもちろんですが、
そのときその瞬間の自分を形に残すのも書道の楽しみのひとつです。
そんな楽しさ優先の作品作りに挑戦できるのも夏休みならではと思います。
(冬休みは、書き初め作品ですよね。
これは真剣勝負になってきますから。)

書くことの楽しさ、作品を完成させることの達成感から次への意欲につながっていったら一番です。

子どもの書道は、9箇所ほめて1箇所なおす ぐらいがちょうどいいです。

上手い上手いとほめてほめて、字を書くことが楽しいと子どもが思うようにしてください。

一画にこだわって100枚書けるのは大人だけです。
子どもは短時間集中勝負。
字の練習は嫌気のでないところで切り上げてください。
あとはなにより継続です。メキメキとうまくなるとき、ならないとき、いろいろあります。
どんなときも少しずつ続けていくことが力になります。
まずは小6ぐらいまで。
他の習い事、部活、受験勉強、いろいろありますが、その合間に月1でも少しお稽古にでて筆をもつのがリフレッシュになるぐらいのスタイルで続けられたら理想です(私が実際そうでした。)
中学になっても続けて、
高校まで続けた習い事というのは専門性をおびてきて、その道のプロになれる下地ができてくるように思います。

なにより長く続けるには、子どもがその習い事を楽しいと思えることなのです。

今年の夏、作品作りをとおして、子どもたちが書道を楽しいと思ってくれたらなんて嬉しいことでしょう!
この作品作りが大成功だった証です。

さて、来年の夏はどんなことをしましょうか(悩)

我が家はというと……仕上げる気のない娘を奮い立たせてなんとか完成。私につきあって3回もやったので染めた紙だけは大量にありました。肝心の文字入れは一枚だけというお粗末さ……┐(´д`)┌ヤレヤレ
あげく、画用紙四枚綴りという大きさで……クラスにもっていったら大きすぎたーとのこと(汗)